本間久雄
経歴
明治19 | 米沢市越後番匠町生まれ |
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明治42 |
早稲田大学英文科卒 早稲田大学同人 早稲田大学講師 |
大正7 | 「早稲田文学」主幹 |
昭和3 |
英国留学 世界民族芸術大会に日本代表として参加 |
昭和6 | 早稲田大学文学部教授 |
昭和9 | 文学博士 |
昭和32 | 早稲田大学名誉教授 |
昭和33 | 実践女子大学教授 |
昭和37 | 実践女子大学名誉教授 |
昭和56 | 没 |
本間久雄 |
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1886年(明治19)~1981年(昭和56) 文芸評論家、英文学者、日本近代文学研究家。 坪内逍遥と島村抱月に師事、抱月門下の文芸評論家として活躍。大正7年から昭和2年12月まで「早稲田文学」の主幹として、多くの早大系作家を世に出した。はじめワイルドに傾倒、のちモリス、エレン・ケイに共鳴したが、文芸評論家、文学史家としては、ウオルター・ペイターの影響が深い。外国文学のみならず美術や演劇にわたる広範な知識を背景に、対象を熟読し鑑賞してその芸術的、史的意義を明らかにし、時には貴重な資料を収集し駆使して、埋没している作家、作品を発掘するなど、日本近代文学研究に新たに開拓した業績が多い。 |