新関良三
経歴
明治22 | 河北町谷地生まれ |
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大正4 | 東京帝国大学独逸文学科卒 |
大正6 | 第四高等学校教授 |
昭和14 | 文学博士 |
昭和24 | 埼玉大学学長 |
昭和28 | 共立女子大教授 文芸学部長 文学芸術研究所長 |
昭和30 | ドイツ連邦共和国「シラー記念賞」受賞 |
昭和33 | 日本学士院恩賜賞、日本芸術院賞受賞 |
昭和34 | ドイツ国立ゲーテ研究所「ゲーテ賞」受賞 |
昭和38 | 日本学士院会員 |
昭和42 | 文化功労者 |
昭和48 | ギリシャ政府「文化功労フェニックス勲章」受賞 |
昭和54 | 没 |
新関良三 |
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1889年(明治22)~1979年(昭和54) 演劇学者、ドイツ文学者。 ドイツ・オーストリア・スイスに留学。ドイツ文学者としてドイツの劇作家シラーの研究にはじまり、ギリシャ・ローマの古代にさかのぼって、文学面のみならず舞台美術、仮面、演出の方面にもわたり、演劇とその文化史的・生活史的背景との関係を跡付けた。一方、ハーゲマンの「舞台芸術」を訳出して以来、演劇学の研究を深め、演劇の本質の探究、演劇史と演劇論の相関的発展に寄与した。「ギリシャ・ローマ演劇史」はもっとも優れた西欧古代劇の研究であると同時に、日本人による外国文学研究の最高峰として学士院恩賜賞、芸術院賞を受けた。河北町名誉町民。 |