大熊信行
経歴
明治26 | 米沢市元籠町生まれ |
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大正10 | 東京高等商業学校専攻科卒 |
昭和2 |
「社会思想家としてのラスキンとモリス」刊 「まるめら」創刊 高岡高等商業学校教授 |
昭和4 | ヨーロッパ留学 |
昭和12 | 「経済本資論ー配分と均衡」刊 |
昭和16 | 経済学博士 |
昭和21 | 山形県地方労働委員会初代会長 |
昭和22 | 「告白」刊 |
昭和27 | 神奈川大学教授 |
昭和29 | 富山大学経済学部長 |
昭和40 | 神奈川大学第二経済学部長 |
昭和46 | 創価大学経済学部教授 |
昭和49 | 「生命再生産の理論」刊 |
昭和52 | 没 |
大熊信行 |
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1893年(明治26)~1977年(昭和52) 経済学者、評論家、歌人。 中学時代から三行詩に親しみ、後に土岐哀果の「生活と芸術」に参加。一時作家を志したこともあったが、大学では福田徳三の指導のもとに、カーライル、ラスキン、モリスを研究。経済学者としては「マルクスのロビンソン物語」で世に知られた。経済学上の業績は人間中心の経済学を構想した「生命再生産の理論」「資源配分の理論」に集大成されている。また歌人としては口語歌をつくって昭和初期の新興短歌運動に加わり、米沢で「まるめら」を創刊、「無産派口語歌運動への一瞥」を発表、プロレタリア短歌運動に先駆的役割をつとめた。 |