菊池新学データベース

番号 61
タイトル 東田川郡 後田 開墾地
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解説 松ヶ岡開墾場は、1872年(明治5)年に旧庄内藩士3,000人によって月山山麓の後田山の開墾に着手。1874(明治7)年には311ヘクタールに及ぶ桑園が完成、1875(明治8)から1877(明治10)年までに蚕室10棟が建設された。写真には茶畑も写っていることから、茶製場1棟が新築された1877(明治10)年以降の撮影と考えられる。旧藩主酒井忠篤公が木札に揮毫した「松ヶ岡」が開墾場の名称となる。石版画には採用されなかったが、高橋由一は同所を下絵のために描いている。