菊池新学データベース

番号 53
タイトル 関山隧道 東口
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解説 東北地方の国際貿易港として計画された宮城県野蒜港と山形県を結ぶ道路として、関山隧道の開削が進められた。県令三島通庸にとって栗子隧道につぐ大規模な土木工事であった。標高600メートルの位置に掘られた延長287メートルのトンネルで、1880(明治13)年6月に着工、7月に火薬の爆発事故による死傷者を出す事故が発生したが、1882(明治15)年6月に完成。山形から宮城県まで馬車での通行が初めて可能になった。