菊池新学データベース

番号 06
タイトル 西田川郡役所
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解説 1878(明治11)年7月に制定された郡区町村編制法に伴い、鶴岡は西田川郡となり、馬場町に郡役所が設置された。設計・施工は、松ヶ岡蚕室や荘内神社を手掛けた棟梁高橋兼吉や石井竹次郎らがあたり、1881(明治14)年5月馬場町に落成、この年の明治天皇東北巡幸の際の行在所となった。建物中央に塔屋・時計塔を有する木造2階建、外観は、上げ下げ硝子窓、・玄関ポーチの柱脚台と頸巻繰形・軒先廻りの化粧陸垂木などのルネサンス様式がみられる擬洋風建築である。1969(昭和44)年12月に国の重要文化財に指定され、1972(昭和47)年に致道博物館敷地内に移築復元され、現在展示館として使用されている。