手彩色石版画

山形県、福島県、栃木県道路写生帖

番号 1
タイトル 南置賜郡万世新道ノ内福島県下伊達郡栗子隧道東口ノ図
解説 山形と東京を最短で結ぶ交通路として、山形県の初代県令三島通庸が建設した道路。1876(明治9)年11月に着工し、1881(明治14)年9月に竣工した。福島県側は「中野新道」、山形県側は「苅安新道」と呼ばれた。標高1,217メートルの栗子山の山腹を貫く栗子隧道(864メートル)は、三島が山形県で計画した土木工事の中でも一番の難工事で、竣工当時は日本最長のトンネルだった。高橋由一は旧栗子隧道を福島県(東)側から描いている。