手彩色石版画

山形県、福島県、栃木県道路写生帖

番号 46
タイトル 西田川郡田川村田川温泉場新道ノ図
解説 湯田川の温泉街の新道と正面に虚空蔵山が描かれている。鶴岡の奥座敷として栄えた湯田川温泉は今からおよそ1300年前の和銅年間の開湯とされる。温泉街の西側には由豆佐売神社があり、本殿は鶴岡警察署庁舎や西田川郡役所などを手掛けた高橋兼吉が棟梁を担った。石版画の下絵(山形美術館所蔵)には、画面の左の屋根に、「石ヲ揚ケタル屋根ナリ貝売ニアラズ他図モ同様之」と朱の書き入れがある。